【世界王室連盟の異端者】

■スウェーデン:ベルナトッテ朝
ホルシュタイン=ゴットルプ朝カール13世
の継承者不在により国民議会選出
カール14世ことジャン=バティスト・ジュール・ベルナドットを始祖とする
ベルナドットは裁判所弁護士を務める役人一族平民出身でナポレオン戦争のどさくさに紛れて将軍・元帥まで出世
政治家に転身してナポレオン体制下でポンテ・コルヴォ大公として貴族地位獲得
カール13世の養子としてスウェーデン王位継承戦争に参戦
クーデター阻止と政治的手腕で圧倒的優位性により王位継承

■リヒテンシュタイン大公
オーストリア=ハンガリー帝国の重臣シュヴァルツェンベルク侯爵の家臣から始まる家
蓄財と領地購入と政略結婚を積み重ねて貴族地位を向上させる
第一次世界大戦終結時のオーストリア=ハンガリー帝国解体に伴い現在の領国居城に逃げ込む
主な収入源は観光産業とプライベートバンク
ハプスブルク家の資産管理人である

■モナコ大公グリマルディ家
ジェノヴァ共和国元老院を束ねた都市貴族筆頭グリマルディ家
ローマ教皇の命を受けてカトリック勢力によるモナコ奪還を果たす
ナポレオン体制を巧みな戦略で生き延びる
イタリア統一運動の際にサルデーニャ王国サヴォイア家との領地交換に応じてジェノヴァを捨てモナコに本拠地を移す
主な収入源は観光産業・カジノ、そしてタックスヘイブンによるマネー・ローンダリングである