ピタゴラスの言葉で「数学は神のパピルス(帳面)を覗かせて貰う行為」ってのがあるんだが、
そのピタゴラスが悪魔崇拝ねぇ・・・。まぁいいや。紀元前の人物の考えてた事なんてどうでもいい。
古代ギリシアの神々なんて人間臭くてロクなのいないし。ただ、悪魔の概念はユダヤ教以降だよ。

ピタゴラスがいた時代は庶民や貴族、王等や政治家等の支配層以外に神学者や哲学者などの
「知識層」と言うのがいて、ピタゴラスは数学者としてそこの筆頭。ただ、その知識層ってのが厄介で
知を財産と捉え貴族より強い立場にあり、知識の漏洩を厳しく管理していた。秘密結社みたいな感じの組織。
まぁ当時は秘密結社なんて概念は無かったけど。まぁ言うなれば教団(?)ピタゴラス教団ってトコ。

フリーメイソンは時代によって二種類ある。元々は石工の団体。12世紀頃の中世ヨーロッパに城を築く時、
石工や大工が集められ、城が完成したら築城に関した人間は殺されてた。何故なら城の仕掛けや
抜け道などを知ってたから。なので現代でも再現不可能なあり得ない仕掛けが見付かったりする。
そこで石工達は組合を作った。自分達が考えた仕組みや築城の為のノウハウを結集するため、殺されないため。
城の受注は組合が行い、そこに石工や大工を派遣する形にした。そして現場の人間をクライアントに
知られないようにし、組員の命が狙われたりしたら、城の秘密をバラすと逆に脅しをかけたりした。
そんな城の設計図などを管理する山小屋をロッジと呼ぶ。コレが一種類目。
後にその秘密を知的好奇心から知りたいと思う貴族達が出資を条件に入会していき、フリーメイソンは更に神秘性を高めていく。

秘密結社は19世紀アレイスタークロウリー。黄金の夜明け団(ゴールデンドーンズ)以降から。
フリーメイソンはその秘密主義から神秘性を求める人間が入会して今の姿になっていく。
ただ、フリーメイソンも悪魔崇拝ではない。いや、中には悪魔崇拝者もいるかもしれないが、
フリーメイソンの教義にはキリスト教やユダヤ教、仏教など何かの宗教を信じていないと入会できない。
コレが二種類目。