警察24時で、オトコハカンダカイコエデシャベッタ(男は甲高い声で喋った)などというナレーションが入ったことはない。

センター入試の国語などで、このときの作者の気持ちを答えなさいだとか、このときの作者の意図として最も適切なものを選びなさい、
などといった出題がされたことはない。

「ちょっと男子ー!」「あーあ泣かせた!あーあ嫌われた!」「最低!」

帰りの会(きょうの、よかったこと、わるかったことはありますか、あやまってください、つぐなってください)などという記憶。

教員が、誰さんが犯人だと思う人は手を挙げてくださいなどといって学級人民裁判とか、
机に突っ伏して顔を覆って目を隠して手を上げるように指示される等があったなどという記憶。

小学生の頃に学研の学習漫画で読んだ記憶として、
なぜ、うさぎを1羽2羽と数えるのかについてのトリビアで、
昔、肉食を禁じられていた山寺の僧侶たちが、
四つ足ではなくて二本足の動物なら食べてもいいだか、耳が長くて鳥のように見えるからだとかで、
鶏肉と偽ってうさぎの肉を、あるいはうさぎの肉と偽って鶏肉を食べていたのだ、
というトリビアを読んだと、ずっと催眠状態で違和感なく記憶していたのだが、催眠状態が解けてみると、
どこをどう斜めに読んでも、まったく論理的なチャートを描けず、成立しない、というマンデラエフェクトがあるなどという記憶。