スサノオが高天原を荒らした理由は高圧的な出迎えをされた以外に、アマテラスの彼女と自身との待遇の違いに嫉妬したから。
長女の彼女には富士の麓の土地を与えられ、更には国とその信頼にたる家臣たちが付いていた。
だが、末っ子(養子)である彼自身は広くもなく狭くもない、海が近い土地ただ一つのみしか与えられなかった。
彼女に与えられたものと自身に与えられたものの差、それの嫉妬。
頼りなかった父親、親のいない生活。
スサノオ自身が壊れてしまうには、十分すぎるぐらいだった。
それが真実。