日本にも、明治新政府のときに洋式の美大や音大や芸大ができたが、演劇の学校や演劇の修士号などは輸入されなかったため、
日本大学芸術学部演劇学科へ進学後は「演劇にまつわる全てを学ぼう」と、演劇青年として芝居漬けの毎日を過ごし、
卒業後は教員からの勧めで演劇大国イギリスのロンドンに留学。イギリス演劇を2〜3年ほど学んだ。

帰国後は「ヨーロッパ演劇を学んだため、今度は日本の古典劇もちゃんと勉強しなければ」と思い...と今のウィキペディアには書いてあるが、
実際には、イギリスの西洋人(白人・黒人)の演劇界と芝居が馴染まず、イギリス留学中は精神的引きこもり状態になり、
帰国後は、日本人に合った芝居を見つめ直すために、歌舞伎座でアルバイトをしつつ、同時に小劇場を主宰。また、ほかの舞台の客演には星の数ほど出演した。
歌舞伎座でのアルバイトをしている時、ある人物から「青山は声に特徴があるから、声優に向いているかも」と勧められたことで声優の仕事に興味を持ち、映像テクノアカデミアに入学。卒業後、指導を受けた吹替ディレクターによって、とあるシリーズの主役に抜擢されて、30代でようやくプロとしてデビューした。
青山さんは、プロとしてデビューするにあたって遅すぎるということはないと語っている。
かぐや様は告らせたいのナレーションでは、歌舞伎の「見得」に通ずるオーバーな日本的芝居をしている。

俺が大好きな声優・役者さんの中の一人です。