寺に入るとAとA父が何やら話をしていた。

A父「お前変なもん連れてくんなや。」
A「可愛い後輩が困ってるから、なんとかしたってや。」
というような会話をしていた記憶がある。

そこから、60超えたくらいの住職であるA父に案内されるがまま、お祓いがスタート。
非番はいつもこの時間に昼寝するから、疲れ切っていた俺はウトウトとしてしまう。

A父に怒られると思いつつも、お経が子守唄になって睡魔に勝てなくなってきた。
そこで、例の夢を見始める。しかし、いつもと違うのは生首じゃなくて、その女が運転席で俺と対峙しているところだった。

女「私達だけなのに。なんで言ったんだ。」
俺「なんのことですか?」
女「私達の関係、壊す、許さない。」
俺「Bと君のこと?」
A「お前と私。関係、壊すの許さない。」
俺「え?」
A「好きだったのに、B、好きだったのに。なんで言った。なんで言った、」

ということを聞かされた辺りでA父に肩を叩かれて目が覚める。
A父「はい、お疲れさん。悪霊って感じでもないし、簡単に祓えたわ。」

とのこと。
ストーカー女はもう俺には付き纏うことは無いだろうということで、安心した上に、案外あっさりだったので気が抜けてしまう。