夢の中では、ずっと女性の目線だけが映ってる感じだった。
過去二回の夢では、首吹っ飛びエンドレスなのに、今回は飛んだあとの目と見つめ合ってる映像だけ。
どれくらい見つめてたかわからないくらいになったとき、それが現実ではありえないくらいの声量で俺に言うのよ。

「なんで話をしたんだ!私達だけなのに!」

そこで、俺の体が浮いた。
もうどうしようもないくらい怖い感覚で、夢とはわかっていたけど、ビビリ過ぎてどうすればいいのかわからなかった。

彼女は壊れたように、なんで話をしたのかとか私達だけ!邪魔するのは排除!と繰り返している。
その間も俺の体は浮いてる。

ふと、iPhoneのアラームもかけていたので、その音で目が覚めた。
体が浮いていた感覚は起床装置のせいだと分かったんだけど、あの夢のせいで汗だくになったまま、朝の勤務を始めることになる。

朝7時に朝食のための休憩が始まるから、いつも朝からやってる駅ナカのうどん屋さんへ行くことにした。