中村浩二の人生が取り返しの付かない状態まで崩壊し、この先寿命を迎えるまでずっと耐え難い苦痛と絶望しかない生き地獄となる。

家族も大切な存在も仕事もこれまで手に入れてきたものは何もかも、自由の利く身体も心も、己の命以外何もかも全て滅茶苦茶に壊れる。

家族も大切な存在も仕事も、これまでの人生で手に入れてきたものを何もかも失い、壊れて自由が利かなくなった身体と壊れてしまった心と寿命を迎えるまで失うことが許されない命だけが残り、決して早逝する事はなく、少なくとも私の父や母が亡くなった年齢を迎えるまでは生き続け、絶望と苦痛ばかりに満ちた生き地獄の余生に長く長く苦しんだ末に寿命を迎える。

中村浩二の人生はじわじわと時間をかけながら確実に壊れていく。

じわじわと時間をかけつつも、自分が壊れていくのが早い段階から嫌でも実感出来るよう目に見えるように明らかに、どんなに抵抗しても力及ばず崩壊を止めることは叶わず、確実に着々と壊れていく。