大学生になったときに京都の近隣県に引っ越したこともあり、
頻繁に京都に行くようになりました。

洛中、洛外いろいろまわっていましたが、
なんとなく嫌な場所、というのがポツポツあり、
不思議だなと思っていました。

あ、これは土地の曰くに反応してるんだ、
と気づいたのは、
嵐山の念仏寺にいったときでした。


嵐山自体が初めてでした。

阪急で嵐山駅まで行き、レンタサイクル屋で自転車を借りました。
嵐山の中心部まで移動し、
老舗の和菓子屋がやっているカフェや、
ちょっとしたギャラリーをまわり

念仏寺と大覚寺に行こう、
というプランです。

嵐山は、京都の盆地のまさに端にあり、
中心部は比較的平坦であるものの、
念仏寺はほんの数百メートル坂を登った山の中にあります。

嵐山周辺のプランは、
一緒に行った友達が立てたので、
私は事前情報はありませんでした。
私の嵐山のイメージといえば、
竹林と渓谷くらいなものでした。