「梅毒」が日本列島に蔓延しています。

 2022年2月、新形新型コロナウイルス感染症はオミクロン爆発のピークを越えつつあるようですが、梅毒は現在も急増のさなかにあります。
 ここで油断して、別のとんでもない貰いものをしないようにしなければなりません。

最悪の状況、21世紀の梅毒流行

 今現在「日本の梅毒」の蔓延が、現行の統計を取るようになって過去最悪の状況にあることを、皆さんはご存じでしたしょうか?
 コロナで社会は「人流」を抑制、「接触」も減らしているはずなのに、なぜか「接触」しないと感染らないはずの病気が大爆発している・・・。

 困った状況が起きています。

 コロナ禍の昨2021年、日本の梅毒患者は12月5日までの集計で「7134人」と最悪記録を更新してしまいました。
 その患者は東京が2226人、大阪が761人、愛知が379人と大都市圏に集中している。ただ、地方でも患者は各地で確認されている。
 さらに、女性については20〜24歳が飛び抜けて多く、他の年代から抜きん出ています(グラフを参照。色線は四半期ごとの数値を表す)。
 男性については20代から40代までほぼ横並びで50代以降下がって行きますが、なぜ20代前半の女性に集中して、新規の梅毒患者が激増しているのか?

 実は背景として風俗営業の媒介が統計データから実証されています。
 新型コロナ感染症対策で、殺菌や消毒を徹底しているはずなのに、なぜか最悪記録を更新している「梅毒」について最新情報をまとめてみます。

(中略)


本稿のポイントはただ一つ。

 コロナで社会が閉塞したからといって、ある種のウサの晴らし方をしたり、逆に宣言解除だオリンピックだ何だと、何らかのきっかけである種の羽目を外し過ぎないようにすべきです。
 複数の相手と交渉を持つ人がいるから、病気が拡大します。そういう人がいなければ、こんな病気は伝染りようがありません。

 2022年の第6波は「冬風邪」の時期。爆発的に感染拡大しました。
 2月に入ってすでに気温は上昇し始めています。季節性の風邪であれば1月時点でピークアウトしていて不思議ではない。
 それが長引いているのは、オミクロン株の感染力の強さによるものでしょう。

 それが「ピークアウトしつつある」と、メディアは強調したがっているように見えます。しかし、それは「人流」に紛れ込むことを推奨したり、「3密」もOKという解禁令ではありません。
 とりわけ、梅毒が感染るような「密」は、およそ解禁状態ではない。日本の梅毒はコロナ下で確実に蔓延、拡大を続けており、現状では収束の兆しが見えていません。

「梅毒なんて、罹っても抗生物質で治るから平気」だなどと、甘く見る人がいるから、蔓延が続きます。
 男の客がそう思っても、感染された女性が妊娠。気づかずに出産された赤ちゃんが一生抱える可能性のある先天性障害は、抗生物質で克服できるものではない。

 誰も責任など取れません。慎重な分別と行動が、日本に今求められています。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68866