実は【コトリバコ】の起源ではないかとされる村の話しがある。詳細な場所は不明だが、アジアの国のどこかの山奥に墓が大量に積み重ねられている場所があるんだと。
それを、偶然見つけた男性は墓に刻まれた名前と年齢に違和感を覚えた。全部、女子供だったらしい。
その墓があった場所の住人はみな、ロシアに移住してしまってるらしいのが男性は一人でロシアまで行きその村の出身だと言う男を見つけたそう。見つけた男の話はこうだ。
あの山は昔、多種多様な民族がそれぞれ小さな集落を作り生活していた場所だった。だが、他所の民族と言うだけで常にいがみ合っていたらしい。
ある日、山火事が起き村人総出で火を消そうとしたが無理だった。そこで、別の集落に助けを求めたが……それは多民族の村だった。
そして、ひどい扱いを受ける事になったという。男たちは朝から晩まで毎日奴隷の様に働かされ、女子供は働かされるだけじゃなく性的な暴行も常にされていたそう。
でも、その時代はまだ堕胎なんて出来ず。孕んでしまえば生むしかなかったんだ。
ところが、他所の民族の子を孕んだ女を腹の子ともども嬲り殺してしまった。そして、その死体を壺に詰めたんだそうな。
それを、他民族の子供に幸運の壺だと嘘を付いてもって帰らせた。