ある日を境に、兄が私に欲しいものを買ってくれなくなったのです。

といってもいきなりストップしたのではなく、
買ってくれるものが少なくなっていったのです。

私のわがままもエスカレートしていって、
欲しいものが増えてきた矢先の出来事でした。

私はお兄ちゃんに、何故もっと欲しいものを買ってくれないの?と
責め立てていました。今思うと恥ずかしいのですが私は自分をお姫様か
何かと思っている節があり、何を言っても許されると思っていました。

兄は、ゴメンと言いましたが私はワーワー騒いでいました。
次第に兄は唸りだし私を突き飛ばして「しょうがないだろ!!」と
激高しだしました。兄が私に手を出したのはそれが初めてだったかもしれません。

そんな騒ぎを聞きつけてか、両親が駆けつけてきました。
「あなた達何をやっているの?」