9.
ここで起きた幽霊騒ぎ?のようなことはC先生D先生と共有し、幽霊云々は他の先生達にはなるべく言わないようにしていました。
が、この後F先生が出勤したので挨拶をしようと口を開いた瞬間、私の口から

「ヒィーッ!ヒッヒィッーヒッヒィッー!!」

という感じの笑っているような泣いているようなおかしな声が結構なボリュームで出てきました。

まるでF先生を笑っているかのようなタイミングになってしまったため、こんなの失礼すぎる!と慌てて自分の口を手で押さえるものの私の意思とは関係無く声が出続けます。
どうやったらこんな声がでるの?
何で止まらないの??
自分がどういう状態なのか分からなくなってきて、私は頭がおかしくなってしまったのかと本気で心配になりました。

あまりの事に先生たちもビックリして、どうしたの!?大丈夫!?と慌てふためいていました。
D先生はすぐに本部に電話を掛けて今までの事を説明していました。
受話器の向こうまで聞こえるほどだったので、異様な声に本部の人が心配して飛んできてくれました。

子供たちが帰ってくる頃には収まり、何とか仕事はこなせたのですが
しばらくの間学童で起きた変なことを思い出すとあの引き笑いのような声が出るようになってしまいました。