天武天皇の時代、伊勢と言えば伊勢神宮ではなく斎宮だった。
三輪山麓の檜原神社からちょうど真東の位置に斎宮がある。天皇の娘か親族の未婚の女性が斎王に選ばれ、斎宮に送り込まれる。
夫婦の条件が出されたのは神に仕えるからで、男性の太陽神と聖婚する目的があった。