* カナコがうちの家族に受け入れられたのを確認した後、ほんとに雲の隙間から太陽の光がさして消えた。
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* その後一人暮らしするようになって、家でポルターガイストが起き始めた。
* 友達と電話してても男の声や足音が頻繁に聞こえると言われたので、しっかり対話を試みた。
* そこで現れたのが中年のオッサンだった。
* やっぱり記憶もあまりないから、とりあえずタケシと名前を付けてやり、ポルターガイストが迷惑だからやめてくれ、そしたら別にうちにいる分には構わんというと、そこからずっとうちのトイレに居座り続けるようになった。
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* ある時肝試しみたいなので神社に行くと、黒い禍々しい影に遭遇。
* ヤベエと思ったが家まで結局ずっとついてきた。
* だけど家の中はカナコとタケシが居たから下手に入ってこず、2人にとりあえず守ってくれと伝えたら、黒い影は家のベランダの窓の外にずっと居座って、ずっと狙い続けてきた。
* 母に相談すると、そこで初めてうちの家系についての情報が入ってきた。