* 最初は俺も警戒してたんだけど、妹の方が気づくとドアの隙間とかからちょくちょくこっちを覗いていることに気づいた。
* 俺がどこかに行くと恐る恐る後ろからついてきて様子を見てたりして、可愛かったんだ。
* だから会話を試みたんだけど、会話に関しても直接耳で聞くってよりは頭に直接文字が入ってくる感じなんだけど、浮遊霊の大半がそうなんだけど生前の記憶はほぼ無かった。
* ただ寂しくて遊んで欲しくて、だけど怖いし怖がられるのが嫌でコソコソしてたらしい。
* 名前も自分ではわかんないみたいだったから、俺がカナコって名前を付けたら、凄い喜んでくれて、そこからカナコに、ここに居ていいよ。
* 但し取り付いたり悪さするのはダメだよっていって、母と妹に紹介してあげた。
* カナコの兄は名前を付けることはしなかった。