「午後6時ちょっと前だったと思います。上の階のほうから、『やめてよ〜』『いやだよ〜』『助けて〜』と、子供が泣き叫ぶ声が聞こえてきて、そこに大人のうめき声のようなものが入り交じっていました。声がしなくなった瞬間、ビシャッと、コンクリートに何かが叩きつけられたような音が、続けざまに3回聞こえたんです」(マンションの住人)

 千葉県八千代市の14階建てマンションの最上階から母子4人が飛び降りたのは、6月14日のことだった。

 死亡したのは、市内に住む主婦・神津恭子さん(35才)、神津(こうづ)さんの長男で小学2年生の晴慶くん(7才・はるみち)、長女で小学1年生の寿美花ちゃん(6才)、次男の颯佑くん(2才・そうすけ)の4人。14階の通路には恭子さんのものとみられるバッグが置かれており、子供たちを道連れに無理心中を図ったものとみられている。

「お母さんは玄関の入り口に、子供2人は玄関の屋根の上に落ち、いちばん小さな男の子は植え込みの木に引っかかっていたそうです。音が3回しか聞こえなかったのは、そのためだったんですね…」(前出・マンションの住人)