□ 微妙なラインのやつ

 〇 中国製食品に異物や毒が混入とか、日本企業の中国工場で生産された冷凍食品を丹念に調べたら注射針で刺したような孔があったみたいな報道が立て続けに続いた時期があった。

 〇 中国人が紙や段ボールでハンバーグだか何だか食品を偽造している映像が連日報道されたり、あるいは同じくプラスチックで米を作っているみたいな報道。

 〇 電車車両内のドアに引っ掻き傷の落書きがあるみたいなのが社会問題化。ガードレールに金属片問題が社会問題化。悪戯というのは偉い人の思い過ごしで、実際はガードレールに衝突して自動車から破断した金属片が挟まったものだった。

 〇 センター入試の国語で「このときの作者の意図として最も適切なものを答えなさい」という出題が例年行われて、実際の作者まで出てきたりしてTwitterなどで物議をかもした。

  〇 スピリチュアルの世界で、いわゆるインディゴチルドレンなどと絡めた文脈で、ベトナム戦争がすごくよくないみたいな、ベトナム戦争ディスりみたいなものがあった。
 妊婦さんがベトナム戦争の映画を映画館に観に行ったら、お腹の中の赤ちゃんがお腹を蹴って蹴って大暴れするので、お母さんはたまらなくなって映画館を出たみたいな話があったりした。

 〇 手塚治虫の天才外科医の漫画、ブラックジャックのアニメ化作品で、雀荘=ただちに博徒、反社の溜まり場みたいな感じで、遠くから警察のサイレンが聞こえただけで「サツが来たぞ!逃げろ!」と博徒たちが蜘蛛の子を散らしたように矢庭に遁走するシーンがあったり、
ブラックジャック邸が時限爆弾で吹き飛ばされて、BJは目の前でタイマーのカウントがゼロになるまで刻まれるまでピタリと凍りついたように動かなかったので確実に死亡、
翌週の回ではピノコと犬が一所懸命に丹念にBJ邸跡地をシャベルで掘り起こす描写があったが、しばらくのちにあまり納得できる説明や筋書き無しに、どこからかひょっと現れてBJが復活するという不可解な展開があった。