「式神」
「分霊」
「イマジナリーフレンド」
「聖守護天使」
「守護霊」
とかは全て似た概念を別な名前で呼んでいるだけだ。
原理もほぼ同じ。
まず心に「原始関数」となるイメージ、
「ベース」となる神格や死人などを丁寧に丁寧に埋め込む。
次に「積分定数」、
対象にどうあって欲しいかと言う願いでそのイメージをカスタマイズする。
ここまでで「それ」自体はほぼ完成だ。
あとは精神に過負荷かければ、
「それ」は「現出」する。
私やクロウリーの場合は、
思考回路のフォーマットが不安定になっていた。
宗教側にも唯物側にもなれなかった。
だから「それ」の性質そのものに気付けた。
例の「あの娘」にも似た概念はあるが、
「あの娘」はこの概念すら利用している。
「あの娘」は「本霊」と「分霊」相互に「霊力」をやり取りする事ができ、
その性質でもって世界一若い神に至った。