俺は、今まで書いてきたように、色んな現実にはあり得ないホラーなダークなテレビ番組を小学生ぐらいの頃まで目撃していたのだが、
自分の判断で怖いから見るのをやめてしまうこともあれば、親などが、それ、怖いやつだよ、やめなさい、消しなさい(意訳。実際にはもっともごもごした感じ)などと言って消したか消されたことなどがあったが、
あとは、父親が軽い脳梗塞で倒れる前までは、父親がそういう番組を見ていて、俺も傍目から見てしまうということもあった。

お尻を丸出しにする男性芸能人、競泳水着を着て胸には綿か何かを詰めて盛って、盛大に順番にプールに落下する男性芸能人たちの番組など。今思えば、セクハラに女性差別で絶対にあり得ない。白人差別もあった。

そういうのに終止符を打った記憶が、横浜市港南区某所の大伯父さん(元横浜市水道局長や、横浜市某区の区長も勤めた。鉛筆一本で東大に入ったようなすごい人で、叙勲もされてる。父親の後見人)の家に行ったときに見たテレビ。
俺がテレビをつけたんじゃなくて、大伯父さんの家ではテレビをつけっぱなしにしてる習慣がある。

クイズ番組風の構成で、暗いトンネルを歩いていると後ろから影と足音がついてくる、その影の正体は?みたいな感じで、自分自身の影でしたーという、妙ちくりんなへんてこな番組。
大伯父さんも、途中から察知して、それ、怖いやつだよ、やめなさい消しなさいと言っていたのが、最終的に、なんだクイズ番組か、となって誤解だったみたいになって、
そののち、つまらないから消したと思うのだが、今思い返すと腑に落ちない変な番組だった。
(最終的にトンネルは抜けたと思う。)