あとは、前から何度も言っているように、映像技術とかの問題。
1970年代とか80年代とかのカラーフィルムの映像技術では、白人の眼窩の窪みの影が暗く強調され、現実とは異なるアンニュイ感・ダウナー感のある感じになった。

そのうえ、これは日本もそうだけど、昔は文章が文語体で徐々に口語に変化していったのと同じように、
昔の映像は、いわば文語体で、肩肘張ってて律儀で堅苦しく、興奮してポウ!とか言ったりしてる兵士とか、酔っぱらいとかは映像に残さなかった。

70年代とか80年代とかに、テレビの報道やドキュメンタリ番組だけで、白人の兵士というかアメリカ兵を見ていたら、現実とはかけ離れたアンニュイ感・ダウナー感のイメージを抱いていた可能性がある。

でも俺は、平成10(1998)年生まれ。俺が子どもの頃は、大号令でハイビジョン映像やデジタル放送が普及開始してたぐらいの時期で、とっくにハイビジョン映像なんかあったし、
昔のカラーフィルムの映像は、世代じゃない。ベトナム戦争も世代じゃない。