彼らは、ヨーロッパで失ったカトリックの権勢を、ヨーロッパ以外の地で回復しようとして海外伝道に力を入れ、新大陸の植民地化に活躍した(日本にキリスト教を伝えたとされるフランシスコ・ザビエルもイエズス会士である)。これがいわゆる「大航海時代」である。彼らは航海による輸出入で富と力を蓄えた。旧約聖書に登場する「ティルス」(預言者エゼキエルはティルスをサタンそのものと明かしている)と同じく。