イタリア革命の波は全土に広がり、1866年までにバチカンを除く全土が統一され、フリーメーソンの政府が就任した。そして、イタリアのグランドマスターであるヴィクター・エマニュエル(ヴィットリオ・エマヌエレ2世)がイタリア国王の座に就いた。教皇ピオ9世は「バチカンは牢獄である」と定義して引きこもり、これが現在のバチカン市国の原型となった。このとき、広大な領地を失って収入を失い、窮地に立った教皇に融資を申し出た者の記録がバチカンに残されている。その者の名は「ロスチャイルド」。