イエズス会はその命令に即座に従ったが、ロシア政府は教皇の命令を発表しなかったため、150人ほどの会員がロシア政府の庇護のもと、合法的に存続することができた。また、献身的なメーソンで同性愛者だったプロシヤのフレデリック大王がイエズス会を、教皇とブルボン家に対抗する勢力として用いるために擁護した。それから間もなく、イエズス会の勢力下の地域でイエズス会とは無関係のように装いながらイルミナティが台頭してきたのである。