次に即位したエリザベス1世(ヘンリーとアン・ポーリンの娘)は「首長令」を再制定させてローマ・カトリック教会との関係を断ち、「39箇条」の信条を制定させた。ただし、エリザベス1世は「女王は英国教会の統治者である」と称し、「首長」とは称しなかった。しかし、これが亡命していた新教徒たちの不評を買った。彼らが清教徒(ピューリタン)である。ローマ教皇ピウス5世はエリザベスを破門し、「イギリス国民を女王に忠誠を尽くす義務から解放する」と宣言して、スペインのフェリペ2世にイギリス国王の資格を宣言させた。