眼球が黒いとはいえ、その女は美人だった
ぶっちゃけ好み
あまり恐怖心を感じていなかった俺は風呂から上がりその女を追いかけた。だが居ないのだ
親に聞いても「そんなやつは知らない」

そもそも、親の格好からして洋風のドレスっぽいものを着ないし
そんな高そうなもの自体が悲しいが家にはない
だが、確実に俺は女が行く場所を見たし、なんならその進行方向に親はいた
なぜその女がいたのか?

俺はその日以来、浅い場所で顔面をつけるのが少し怖くなった