「しろおまえしゃべれんの?!?すごいな!!!テレビでれるよ!!すげぇ!!」

「きゅうん……」

しろじゃなくて女中と喋り終わった男が俺を迎えに来てただけだった

「名前付けたのか…」「うん」「…しろか……ふふ…お前、俺がつけてやった立派な名前があると言うのに…上書きされているじゃないか」

何が悪いのかわからん俺はとりあえず

「え、なまえあるの!!」「よいよい、しろのほうが呼びやすいだろう。ところでこの蔵はどうやって見つけた?」「しろがいこうって」

シロに全てをなすり付けることにした。俺は悪くないもんね

「きゅうぅん、!?」「そうか、そうか。なら仕置がいるな」

すまんなシロ。お前と俺の友情はここまでだ

そう思った時、女中さんが来た

「旦那様!!!縁側に草履が置いてありましたがまた部屋からお入りになりましたね!何度言えば玄関から入ることを覚えるのですか!!」