【金縛り後に無事気絶】

当時ホテルマンだった私はシフト制なので、夜勤後に早番が組まれた日は帰宅せず、会社の仮眠室に泊まることにしていた
その仮眠室は1畳程の長方形のカプセルタイプ
確か18人分程用意されていたが、予約が遅れると直ぐ埋まる
しかしその日は普段なら手遅れの夕方頃でも運良く一室取ることができた

その日の業務が終わりシャワーを浴びて早々に眠りにつく
入るところを頭にして就寝していたのだが、深夜にパッと目が覚め
「えっもしや遅刻?今何時?」と焦り倒し、起き上がろうとするも身体がビクとも動かない
「おー、たしかに目しか動かないわ」と金縛り童貞だった私はwktk
とりあえず周りを観察するように足元の左側壁に備えてある鏡が気になり視線を向けると
「これはヤバい、見ちゃダメなやつだわ」と謎の直感が走る
いよいよ恐怖に襲われるも、見えなきゃ怖くない理論で目を逸らすが
ゴゴゴゴゴゴゴと書かれそうなオーラ?威圧感が鏡方向からビンビン
仕方なく鏡に目をやると真っ黒な人の横顔が徐々に鏡から出てきていた
ここまでくるともう目が離せない
その横顔の誰かは耳手前まで鏡から出ると、今度はこちらに振り向ことうしていたのがわかった
冷や汗が止まらない
そして、あと少しで目が合う、、、
というところで私は意識を手放した
次に私が起きた時は起床のアラーム音だった

この会社で経験した心霊体験はこの一件きりだったけれど、ちょうどこの体験をする数ヶ月前に客室でゲストが自○をしたので、その方だったののではないかと思っている