その晩、隣の部屋で起きたこともあって部屋のみんなで固まって寝た。
なかなか寝付けなかった友人も寝て、私も寝るかと思った。私は、何故か不安になり母に持たされたお守りを取りに起き、それを枕元に鞄ごと寄せ天井を見た。
最初は、天井の窓から月明かりが反射していると思っていたがその光は眩しげに光っている割には、周囲を照らしていなかった。
あれは、何だ?と思っていると
ぽつぽつと赤い光が増えている。その光は、目の様で此方を睨みつけていたそれは次第に輪郭が見えていき。そこには、濁った沼の様な緑の体に赤い目の何かが複数体うごうごと蠢きながら下へ降りてこようとしていた。
その姿に恐怖を覚えたが、その蠢くモノが大きくなる度に月光の様な光の玉も大きくなっていた様に見えた。私は根拠もなく、あの光より下には来ないと確信していたし、あれが守ってくれるから大丈夫だと視線をなるべく緑のモノを見ずに月光の玉を見て一晩を過ごした。
以上

オチとかは、無いんだけど終わりです。
光の玉は、たまに見かけるね・・・数が増えた時は驚いたけど