それからも瞬きや視線がそれた後には、必ず少しずつ白いワンピースの女の人が、じわじわと近づいてきていた。視線が合ったが、特に恐怖はなかった。と言うか、手を振ってたし、振り返してもらってた。
そして、真下くらいに来たであろう白いワンピースの女の人を近くにいた友人に見せようと窓下を一緒に覗いたが居なくなっていた。
あれ?と思っていると隣の部屋から金切り声の様な悲鳴が聞こえた。