それは部屋のど真ん中にあった。
段ボールに入れて片づけたはずのウルトラマンとその怪獣のソフビ人形が重なった状態で円を描くよう
に並べられていた。全身の毛が逆立つのを感じた。
誰も入っていないはずなのに、なぜか遊んだ?形跡があった。