鹿間、お前は美人という自覚が
あったかもしれないけどな、

どんな美人でも、他のお婆ちゃんと
同じような顔になって、

鹿間、頼むから
自殺してくれ。

自分を特別な気持ちにする為に
俺に台詞を要求するな。

俺だって、何でもないやつになりたい。
誰からも意識されないやつになりたい。


休ませて。

みーんな、シワだらけの
何でもない爺婆になるのをいつかは
受け入れるんだから。

夢を見る頃を過ぎてくれ。

もう、お前の青春は終わってるんだ。