あの後、どうやら過呼吸だったM君は教員に適切な処置を受けて、
しばらくしたら落ち着いて会話もできるようになったので、
そのままその部屋を離れ、別室でM君は眠ることになったらしい。

旅館を出る前のロビーで、やっとM君の姿を見かけた。
みんなと離れた所にいた。
俺は彼に話しかけた。