野次馬やら同室の奴らを通り過ぎ、
物凄くビビっていたが、
俺はM君の耳元で声をかけた。

俺の聴こえているような反応だが声が上手く出ないようだ。
息苦しそうで、上手く呼吸が出来ていない。

何からしたらいいかわからなかったが、
ひとまず先生の御守りをM君に握らせた。
彼の手はぶるぶると痙攣していた。