なんで先生はこんな大変なことしてるの?ちゃんとお給料貰ってるの?
とその傷を見て、さすがに心配になって俺は聞いた。

でも先生は、
先生は専門家じゃないし、自分ができることをしてあげてるだけだから、
こういうことではお金を貰ったら良くないんだ。バチが当たっちゃう笑

と言っていた。それも印象的で、俺の中で未だに残っている。

結局この先生には大学受験までお世話になったが、
進学して地元を離れた俺はそれ以来連絡を取ることもなく、今どうしているかもわからない。

最後まで見てくれた人はありがとう。
これでこのお話はおしまい。