「5Gがコロナ拡散」「PCRは風邪も検出」…生活・メディアに不満強いと偽情報信じる傾向
9/20(月) 22:51配信

自分の生活やマスメディアへの不満が強い人ほど、偽情報を信じやすい――。国際大グローバル・コミュニケーション・センター(東京)の研究チームの調査で、そんな傾向が明らかになった。新型コロナやワクチンを巡るデマや陰謀論の拡散にも、こうした心理や考えが影響しているとみている。

研究チームは不満などとの関係を分析。「人生」「人間関係」「収入」などに「不満・不安を感じるか」を7段階で尋ねており、強い人ほど偽情報だと判断できる確率が低かった。

マスメディアへの不満が強い人は、その傾向がより顕著だった。

「客観的な事実と、発信者の意見を区別できるか」といった情報リテラシー(読み解く能力)を調べる質問もしており、区別して理解するのが苦手な人のほうが、偽情報を信じやすい結果が出た。ツイッター情報への信頼度が高い人、ネットの利用歴が浅い人も同じ傾向が見られた。