● 「今を生きる」コツ

 今を生きるためには、マインドフルネスのような方法が最適です。感情ではなく、事実を言葉にします。食事のときも、どんな味覚がして、何の材料が入っているかを味わって食べます。

 そのときに、「好き」とか「嫌い」とかのことはあまり考えないようにします。「好き」と言った瞬間に、脳はラベルを貼って考えることをやめてしまいますから。

 それよりは、今を生きて、今を楽しむために、事実について考え続けるのがコツです。

 目の前の仕事に集中できないことがありますが、それも同じで、好き嫌いで判断しているからなんですよね。めんどくさいことを、「いや、私はこれが好きなんだ」と言い聞かせてやろうとすると、すごくやりたくなくなるはずです。

 それよりは、無感情に機械的に始めてしまう。それが、今、目の前の仕事を片付ける方法です。不思議と、やっているうちに遅れて楽しくなってきますから。その作業興奮がおとずれるまでは、淡々とやること。そのために、目に見えることや事実を考えるようにしてみてください。