んでもオレ以外の奴らからは結構甘くみられてた。
まぁクラスで一人の女だったし、正直顔もブサイクじゃなかったし。

夏頃になると、誰が聞いてる訳でもないがa子が毎日のように心霊スポットの話をし始めた。
a子は車もってなかったから、「いきたいいきたいいきたい」とかガキみたいに騒いでた。

そんで他の連中3人とa子で学校の近くのどこの県にもありそうなおばけトンネルに行った。
俺は行ってない。学校の駐車場で友達とくっちゃべってた。別にa子達を待ってる訳でもなかった。

どうせ、2時間ぐらいはかかるだろうし、a子がビビって帰って来るとも思わなかったし、余裕そうなa子の顔を想像するだけで苛ついて来るしな。

でも一時間しない内にa子たちの車が駐車場に戻って来た。時間は夜の7時とか微妙に暗くなった頃だった。