俺は恐ろしくてたまらなかった。
俺は嗚咽をあげて泣き叫びながら、しゃがみ込んだ。
おっさんが視界に入らないように、膝を抱えて顔を隠して。
ほどなくしておっさんは俺の背中にピットリと張り付いてきた。
オッオッと言いながら、親指をしゃぶってヨダレを垂らして、俺の背中に。
ぞわりと全身の毛が逆立った。
俺はもう耐えられなくなって、触んなっつってんだよ!、と喚いた。