俺は全身に鳥肌が立って、そこからとんでもない怒りが押し寄せてきた。
今まで口に出したこともないような思いつく限りの汚い言葉でおっさんを罵ってデカい声で喚いた。
おっさんはポカンと俺を見ていた。
赤ちゃんみたいに無垢な目をしていた。数分前まで子宮に子宮を揺蕩っていた眼球をそのまま引っつけたみたいな目だった。