H袋小路の住宅
引っ越しして数年後、兄の同級生の母親とママ友になった母はよくその人の家に遊びに行く様になった。
そしてふとあの家の事を思い出し、気味の悪い家だったと話したら、話をもっと聞きたいとママ友が食いつき、これまでの事を話した。

後日、ママ友からまたお誘いがあり遊びに行く事に。
ママ友曰く、あの家の事が気になり、知り合いの霊感の強い人に話を聞いてもらったと言う。

まず始めに袋小路の住宅は負のエネルギーがそこに滞るから住まない方がいい。着き当たりの家じゃなくてまだマシな方だった。良かったね。と言われたと
続けて、前に住んでいた家は年齢が1番上の者と1番下の者に災いが起こる家。次に住んだ人も早くに越した方がいいと言われたそうだ。

ママ友の話に胡散臭さを感じつつも、祖父の病気、そして私の異様な怖がる様子に納得もしていた。

数ヶ月後、前の幼稚園で1番仲の良かったママ友から、あの家を異様に気に入り引っ越した父親が今は病気で長期入院している事を知った。
母は私と同い年の子供の事は聞かなかったそうだ。

私たち家族が引っ越した家でも怖い体験は何回かあったけれど、20歳を過ぎた辺りから全くそう言った体験はしなくなった。
前の家は断続的に記憶に残っているけど、怖かった記憶は全くない。

最後まで見てくれてありがとうございました。
拙文失礼しました。