とりあえずB男の妹さんが使ってた部屋をしばらく貸してくれることになった。B男のご両親も自分の事を覚えてくれてたのか
「大きくなったねぇ、なんか大変だったみたいやしゆっくりしていきぃな」と事情も聞かずに優しい言葉をかけてくれた。
B男と妹さんの部屋に入って、とりあえずB男はどういう状況だったのか詳しく聞かせてくれた。
まずA男は自分を家に送った後1度家に帰ったけど、念のためもう1度A子の家によっていこうと思い、A子のアパート前について車からA子の部屋を見たらドアが開きっぱなしになってたそうだ。車から降りてA子の部屋を確認しにいったら、部屋の中はもうとんでもないことになってたらしい。B男いわく、床やベッドに包丁が突き刺さってて、テーブルの上には紙という紙にぐちゃぐちゃと赤いマジックみたいなので子供の落書きみたいに書かれたものが散乱していたそうで、床には肉みたいなものがそこら中に落ちてて腐ってたらしい。そしてB男は急に自分の事が心配になったそうだ。