そこからしばらくして、警察のサイレンの音が聞こえてそれが自分のいる所に近づいてきてることに気づいた。
サイレン音は自分の家の近くでとまって、人がたくさん近づいてくる気配がして、外が一気に騒がしくなった。
A子が「いやあああああああはなせやあああああああああ!」と暴れる音と声、警察の「おとなしくしろ!!やめろ!」という声、そしてB男が「〇〇大丈夫か!!!もう大丈夫や!!ドアあけろ!!!」と聞こえて、自分はもう玄関に飛びつく勢いでドアをあけた。ドアの前にはB男がいて、助かったという安心感からか自分は確かそこで崩れ落ちるようにして泣いた気がする。