声はさ、もう普段のA子の喋るトーンなのよ、でも絶対あの満面の笑みを浮かべたままこれを喋ってると思うともう怖くて怖くて震えが止まらなかった。
その時だった、部屋にある自分のスマホの着信音が鳴った。
ドアガチャとA子の声がその着信音が鳴った瞬間にピタっと止まった。んでチャンスだと思って自分は力を振り絞って玄関から部屋に転がり込んだ。んで必死に電話をタップしてとった。電話はB男からだった。
電話をとった時点で気づいてなかったけど、自分はどうやら泣き叫んでいたらしい。助けを呼ぶつもりで電話をとったのに泣きすぎて嗚咽でまともに喋れなかった。しかしその尋常じゃない状態にB男は気づいたのか

B男「おい大丈夫かよ!!!待ってろ!!今どこにいんだよ!!!」と必死な声だった。