それには、皆納得しつつ、どうするべきか悩んでいた。狐も強くもないがそれ以上に力の弱いただの猫だけで良いのかと。猫だけで、妹を加護しに行くので良いのかと猫にも確認すると、猫は事もなげに「いいよ」と。そして、結論が出た。狐の中の猫だけ、妹の下へ向かうと。