こんなことってあるんだと民泊へ戻った。

願って、叶うことがあるとするなら、本気で願ってないひとは叶わないんだろうなと思った。

翌朝リビングへ行くと韓国から来た家族が旅支度とともに、母親が朝食を作っていた。

「〇〇〇おはよ食べる?」

お皿に盛られて手渡せられたのは、お粥だった。

韓国では朝食にお粥を食べるのを、その後知ったけど、めちゃくちゃ美味しかった。

俺は감사합니다と言った。

その家族の一番下の子、小学生くらいの男の子が笑いながら감사합니다と言った。

俺も、もう一度言葉を返した。

その男の子は何度も俺の発音を訂正して教えてくれた。カムサハムニダ。

ちゃんと発音できるようになってその母親と父親に感謝の言葉を伝えた。

言葉の壁って意外と低いと俺は思う。

今日は寝ます。おやすみなさい。