ついていった場所は二階建ての一軒家、その一階の和室に通された。

和室には何やらきみの悪いばあちゃんが居た。

キミワルば 「あなたは、お祓いをしないと大変なことになります、この数珠と教本を置いて下さい。」

俺は、謎に数珠を合わせた親指にかけられ、教本を膝下に置かれた。

キミワルば 「般若波羅蜜多‥」

俺は、般若心経をその頃には知っていたから「えっ?」ってなった。

般若心経が終わると俺にたぶんだけど塩を振りかけた。

そして、〇〇教について一時間くらい語られた。

俺はもう何だか訳わからなくて、その家から逃げるように、玄関を出た。