俺と妹、親父は隣りの部屋で川の字になって寝てた。

お袋 「どうしたの?お父さん」

知らない男 「‥‥」

突然その男は網戸を開けて逃げ出したらしい。

お袋 「おとうさん!おとうさん!どうしたの!」

お袋は知らない男なのに、俺の親父がトチ狂って走って行ったと思ったらしく、裸足で追いかけた。

知らない男は親父が起きたのに気付いて、逃げたんだろう。

親父はお袋がトチ狂ったと思って裸足で追いかけた。

知らない男を追うお袋、そのお袋を追う親父、もうわけわかんないよね。

今では笑い話だけど、セキュリティなんて言葉さえもない昭和では夜這いとかあるあるだったんだろうね。