目が覚めると僕は部屋のベッドの上でした。
理解が追いつかず、しばらくぼんやりとしていました。
彼女が隣で寝ています。
時計は午前5時50分。
さらに困惑しました。

あれ?警察は?あれ?なにがあった?
と。

しばらく硬直して、結論に辿り着きました。

あ、全部夢だったのか。と。

嫌にリアルな悪夢を見てしまったが、本当によかったと安堵しました。

しかし天井を見たとき僕は目を疑いました。

点検口がズレているのです。