午前6時、
僕は普通に起きたフリをして、伸びをしながら天井を見ました。

やはり点検口はずれ少し隙間が開いています。
もしかすると老人が見ているかもと思い、
正直手の震えが止まりませんでした。
しかしあくまで平然を装いました。

まず朝ご飯を作ろうと彼女を起こし、
妹も同様に起こしました。

二人を連れて1階へとおり、
携帯の画面に
「声を出さないで。静かに車にいって鍵を閉めて待っていて。」と映し
二人は怪訝そうな顔をしながらも、犬2匹を連れて車へといきました。

次に父と母の寝室へと行き
小声で事情を説明し、母は同様に車へ
父と僕は外へ出て警察へ連絡しました。

10数分後、警察が到着し
2階の屋根裏だと告げました。

午前6時半

警察が突入し、確保の声が聞こえたとき僕は安堵から、恥ずかしながらも泣き崩れました。


そして緊張が解け僕は気を失いました。